サウナの発祥 – サウナってどこから生まれてきたの?

サウナに入ると温熱効果で身体がポカポカになり、サウナと水風呂の温度差による血管の拡張、収縮で自律神経が調節されて「ととのう」。これから友達に勧めてみようと思うけど、他にサウナについて話すときに使える話はないかな?

日本にサウナが広まったのは1964年

あくまで噂にはなりますが、日本にサウナが広まったのは、1964年と言われています。1964年の東京オリンピックの時にフィンランドの選手団が選手村にサウナを持ち込み、その良さに気づいた人々が日本にサウナを広めていったと言われています。

日本のサウナと本場フィンランドのサウナは種類が違う?

フィンランド選手が持ち込んだサウナが日本に広まっていったわけですが、フィンランドのサウナと日本のサウナは、種類が異なります。サウナの本場フィンランドでは、熱した石に水をかけて、蒸気を発生させる「ロウリュ」と言う方法で室内の温度を上げます。上記によって、温度が引き上げられるとともに、上記により湿度も上昇し心地よい空間が生まれるのです。しかし、ここであれ?と思われる方もいらっしゃるはず。なぜなら、日本のサウナは、ほとんどドライサウナで湿度は低く、比較的カラッとしているからです。それは、日本にサウンが導入された頃に、石に水をかけて、蒸気を発生させるロウリュの方法が正しく広まらなかったためと言われています。利用者がロウリュを知らないため、火傷する方などが多くいたようです。当時の方が、適切にロウリュを理解していたら、今私たちが入っているサウナは全く違うものになっていたかもしれません。歴史が動いた瞬間ですね。

サウナの中に草が飾ってあったけど、あれ何?

サウナの壁に引っ掛けてある草は、「ヴィヒタ」と呼ばれる白樺の束を束ねたものです。ヴィヒタはマッサージに使われ、体を叩くことで血行促進、殺菌、保湿作用が得られると言われています。加えて、白樺の香りが広がり、サウナによるポカポカ感に加えて、リラックスすることができます。サウナの中には、ヴィヒタを販売しているお店もありますので、探してみてください。

フィンランドだけじゃない!ドイツにもサウナはあるの!

フィンランドが発祥の地として有名なサウナですが、ドイツもサウナの名地として知られています。ドイツ式のサウナは、アウフグースと呼びドイツ語で「蒸気を仰ぐ」と言う意味があります。フィンランド式のサウナが、石に水をかけて発生させた蒸気を浴びて、リラックスするのに対し、ドイツのアウフグースは、蒸気を仰ぐと言うことからわかるように、タオルやうちわなどをサウナに持ち込み、蒸気を浴びること特徴にしています。

まとめ

サウナのよさを語る時に、ととのいだけでなく、人に話せるサウナ雑学をご紹介しました。サウナの良さを多くの方に知ってもらうためにぜひご活用ください。

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