サウナに入って身体がポカポカになったり、水風呂に入って気持ち良くなったりすることは分かった。でも、サウナに医学的な効果はないって聞いたけど、本当のところどうなの?
サウナの医学的な健康効果はまだ立証されていない。
・体全体に血がめぐるのを感じ、頭がポーッとする多幸感
・ふわふわと浮かんでいるような感覚。感覚がクリアになり、目も耳も五感が研ぎ澄まされているような感覚。
・気分がスッキリして、雑念がなくなる。頭に浮かんでいた悩みや迷いもすっと消える。
・冷えた体の外側と、内部の温かさが渾然一体、汗がすっと引く感じがして気持ちいい
・体が一気に軽くなると同時に心臓の鼓動を強く感じる
・体の内側から温かくなり、リラックスする。
・頭はクリアで体は軽い
ととのいの感覚を私のサウナ友達に聞くと、↑のようなコメントをもらいます。私も同じく、体はリラックスして軽く、身体がスッキリしたせいなのか、頭の中でずっとグルグルしていた悩みや考え事もスーッと纏まりやすくなる気がします。しかし、こうした意見はありますが、2020年10月時点で、サウナに入ることによる医学的な健康効果は認められていないということです。むしろ、強制的に血流や血圧、自律神経を刺激するために、高齢者や高血圧など持病のある方は危険かもしれないと言われています。
サウナが唯一もたらす健康につながる効果、温熱効果
サウナのととのいによる健康効果というものは未だ立証されていないものの、「サウナってどういう効果があるの?」でご紹介したように、サウナには温浴効果があります。温泉に入っても温浴効果を得ることもできますが、サウナでは、90度、はたまた、100度を超えるような熱を浴びることができ高い温熱効果があることが温泉との大きな違いです。室内の空気が全身の皮膚を刺激して交感神経の活動が活発化、血液の流れが早くなり、疲労物質の排出を助け、疲労回復につながるのです。
サウナには、美容効果はあると言われています。
サウナ発祥の国、フィンランドでは、「女性が一番美しいのはサウナから出た後の1時間」と言われています。サウナの暖かい空気に触れて、体温が上昇していくにつれて、血管が広がります。血管の収縮・拡大を繰り返すことで、皮膚の代謝が活発になり、美肌につながります。日頃、運動をしていない人の場合、いつも閉じていた毛穴がサウナに入ることで開き、汗腺が活発化し、汗とともに老廃物を排出してくれることで美肌につながるのでしょう。
まとめ
サウナの健康効果は、はっきりと認められていないものの、温熱効果によって、血行の促進と代謝が良くなること、代謝の促進により、肌のライフサイクルも加速し、美容効果もあると言われています。高齢の方や持病をお持ちの方は注意しながら、サウナに入るようにしましょう。
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