サウナってどういう効果があるの?

サウナに行ってみると体がポカポカしたり、スッキリしたりするみたいだけど、実際のところ、身体にはどんな効果があるのだろう?またサウナの効果を最大限得るためには何をしたらいいんだろう?

温熱効果による血行促進、疲労回復

サウナに入ると、温熱効果で身体が温まり血行促進、疲労回復につながります。体が温まると血管が拡張されて、血液の循環がよくなります。酸素や栄養素などを血液が身体の細胞に届けるとともに、細胞が活動した後の老廃物や二酸化炭素を回収し、流してくれるので疲労回復につながるわけです。疲れた日にはサウナに入って身体のガソリンである血液を活発に動かし、身体の疲労の回復を促すと良いでしょう。

初心者が最大の温熱効果を得るには1セット10分前後がおすすめ

サウナの温熱効果を最大化するためには、サウナに入る前から外気浴までのルーティーンを持って、入ることが重要です。

1.まず初めにシャワーを浴び、体を洗って汚れを落としましょう。

普通に温泉に入る時と同じです。他の人が湯垢で不快な思いをせず、また自分自身も気持ちよくサウナを楽しむために、キレイにしましょう。

2.ハンドタオルで汗を拭き、サウナ入室。

サウナに入ると中はバラエティ番組のひな壇のようになっているかと思います。まず初めに下段に座り、室内の温度を確認しましょう。身体と相談して、もう少し暑くても大丈夫そうだな、と思ったら、上段に上がりましょう。上段に熱が溜まるため、温熱効果を得やすいです。サウナに入っている時間は人それぞれなのですが、初心者の方は5分入っているだけでも、暑くて出たくなると思います。額に汗をかき出していれば、温熱効果を十分得られていますので、体調と相談しながら、入室時間を決めましょう。

3. 身体がしっかり温まったら水風呂に向かいます。

身体が十分温まったと思ったら、退室して水風呂に向かいます。水風呂に入る前には桶などを使って心臓に遠いところから水をかけて、汗を流します。初めは水を浴びるのに抵抗があるかもしれませんが、水風呂は一度味わうと病みつきなので一瞬我慢です。身体を慣らしたら、20度前後の水風呂に入浴します。入浴時間も人それぞれですが、全身の血管が収縮していく感覚を味わい、気持ちいいな、と感じる途中で水風呂から出ましょう。初心者の方は大体1分間くらいが目安だと思います。

4. サウナのメイン、外気浴でととのいましょう。

水風呂に出た後は、外気浴です。サウナルーティーンのメインのお時間がやってきました。施設に屋外に出られるところがあれば、外に出て、ベンチなどに座り休みましょう。外に出てみると、水風呂で収縮した血管が外気に触れて、ボワーっと膨らんでいくのを感じることができると思います。この感覚が「ととのい」です。私が初めてこの感覚を味わったときは、病みつきになり、10分ほど露天風呂の岩の上に座っていました。今思えば周りの方の邪魔だったかもしれません。外気浴の時間も人それぞれなのですが、初心者の方は5~7分ほど外に出ると気持ちよさを味わうには十分かもしれません。

このルーティーンを2~3セット繰り返すと、施設を出る時には頭も体もスッキリしているのをご体感いただけると思います。ととのいの神秘をご堪能ください。

サウナに入る前にも後にも、水分補給をして発汗に備える

言わずもがな、サウナに入ると汗をかきます。汗をかくということは身体の水分を放出するわけで、水分を補給しないと倒れてしまいますので、サウナに入る前にも後にもお水を飲むようにしましょう。1回のサウナ入浴で500mlの発汗があると言われていますので、500ml以上はあらかじめ飲んでおくようにしましょう。

まとめ

サウナの効果、また、温熱効果を最大限味わうために初心者の方におすすめなサウナの入り方をご紹介しました。明確な健康への効果というのは医学的に立証されていないのが実際ですが、温熱効果で体も心もリラックスできることは間違いないので入りかたに気をつけてサウナでととのいを体験してみてください。

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